インバウンドに頼らないドンキホーテ社長 大原孝治
インバウンドに頼らないドンキホーテ社長 大原孝治
日本屈指の業績を誇る小売業企業として、今やその知名度の高さが世界規模となっているのがドンキホーテです。実際に、同社には日本人の顧客だけでなく大勢の外国人客がいますし、インバウンド売上はドンキホーテの売上の2%以上を占めています。外国人観光客のニーズに応対することは、小売業界全体としても非常に重要なことと考えられます。
しかし、ドンキホーテの経営者である大原孝治さんは、インバウンドに頼りきった経営を行っているわけではありません。
大原孝治さんは顧客第一主義を経営における大切な主義としており、今回のインバウンドへの対応も、日本人や外国人に関係なく、顧客のニーズに真摯に向き合っただけのことなのです。実際には、日本での買い物を希望する外国人観光客のことを考え、大手旅行代理店などとタッグを組んでドンキホーテを訪れるツアーを企画しました。ツアーであれば観光客も安心して店舗へ来店できますし、店側も外国人客に忖度した店舗づくりを行っていたため、大きな好評を得たのです。
現在ではインバウンド特需が落ち着き、インバウンドで業績を伸ばした小売業者の多くが業績を悪化させました。ドンキホーテは、インバウンドで自社の利益を追求するのではなく、あくまでも目の前の顧客が何を求めているのかを考えて、それを店舗経営へ反映させることで顧客満足を追求し、業績を伸ばし続けているのです。